配線工事は高い!でも安定なのは有線接続!
引っ越しの際に、各部屋へ有線ポートを設置しようかと迷い、結局空配管(中にケーブルを入れられる)のみ工事をお願いしました。
高いんですよ…工事費用。
自分でやったら1万円以内でできるというのは調べて分かっていたので、Wi-fiでは物足りなくなったときに自分でできるように空配管だけ各部屋に通していただきました。
そして、引っ越しから2か月が経ち『デスクトップとゲームは安定した回線で繋ぎたい!』となったので、実際に空配管へケーブルを自分で通しました。
かかった費用は6,814円!
空配管の長さを測るのがとても大変でしたが、他の作業は難しくないので悩んでいる方はぜひ挑戦してみてください。
位置や回線状況
家の空配管の位置やルーター置き場、回線状況などは次の通りです。
リビング→空配管の中継場所→自室
このようにケーブルを通す必要があります。
中継場所にハブを置くことも考えましたが、ほかの部屋にはデスクトップPCや据え置きのゲーム機がないため今回はやめておきました。
普段スマホなどの電子機器はWi-Fiでつないでいて、およそ50~200Mbpsとなっています。
動画再生などもスマホを使う分には何も困りませんが、困ったのは次の2点でした。
- ゲームの回線速度が安定しない
- デスクトップにはWi-fiがないため、そもそもつなぐことができない
※別でノートPCやタブレットも持っていますが、動画編集をするにはスペック不足
家の状況を確認したので、次は実際に手順の説明となります。
空配管にケーブルを通して、ネットにつなぐまでの手順
手順はこちら
- 空配管の長さを測る
- ケーブルや必要な機材・部品を買う
- 空配管にケーブルを通す
- モジュラージャックを取り付ける
- スイッチングハブにつなぐ
- LANケーブルを各機器につなぐ
ここで重要になるのが、空配管の長さがわからないということです。
ケーブルを買う前に長さを確認しなければ、購入すべきケーブルの長さもわかりません。
空配管の長さを測る
一番めんどくさい作業がこちらです。
ここを乗り切れば後は簡単なので頑張りましょう!
ここで用意するものは3つ!
- コンセントカバーを外すためのドライバー
- 空配管の中を通すためのビニール紐
- ビニール紐を吸い込む掃除機
長さを測る手順はこちら。
- コンセントカバーを外す(リビング、中継場所、部屋)
- リビングや部屋から掃除機で吸って、中継場所のどの空配管とつながっているか確認
- つながっている配管に掃除機でビニール紐を吸い込む
- ビニール紐が通りきったところに、目印を付けて通したビニール紐をさらに引っ張る
- 目印が掃除機側に届いたら、目印手前でビニール紐を切ります
※空配管の中にビニール紐を残すためにやってます - 切ったビニール紐の長さを測れば、それが必要なケーブルの長さになります
コンセントカバーを外したあとは、部屋(リビングと自室)の空配管のどれが中継場所とつながっているか見た目で分からないため、まずどの空配管がつながっているのか確認する必要があります。
確認は中継場所の空配管を1つずつ掃除機で吸い込んで、リビング側で手を当てたりして、吸われているか確認します。(ビニール紐を吸い込むかで判断しても大丈夫です)
リビングと中継場所をつないでいる空配管がわかったら、片側にビニール紐の端を結んだ状態で、空配管に入れます。そして、もう片側から掃除機で吸い込んで、ビニール紐を通します。
空配管の中にビニール紐が通ったら、ビニール紐の束が余っている方の空配管の入り口あたりにテープか何かで簡単な目印をつけましょう。目印をつけたら、ビニール紐を中継場所からさらに引っ張ります。同じ長さの分だけ引っ張ると目印が見えてくるので、そこで長さに余裕をもって切ります。
切ったビニール紐の長さが、リビングと中継場所の空配管の長さで、それが必要なケーブルの長さになります。私の場合は、中継場所にハブを置かないため、この工程を自室と中継場所で再度行います。
そして、切ったケーブルの長さを足せば必要なケーブルの長さがわかります。
今回は、10mと7mだったので、空配管の中に通すケーブルは20mのものを買うことなります。
ケーブルや必要な機材・部品を買う
LANケーブルはCAT6A(カテゴリー6A)対応を選びました。CAT6Aは10Gbpsまで対応しているケーブルになります。
ドコモ光は最大1Gbpsとなっているためオーバースペックになりますが、今後変わったときにまたケーブルの入れ替えするのは嫌なので、CAT6Aにしました。
LANケーブルのほかには、リビングや部屋にLANポートを取り付けるためのモジュラージャックやスイッチングハブも購入してます。※こちらは対応がCAT6までしか売ってなかったため、CAT6対応を購入
接続用に自前で用意したものは、ドライバーとニッパー(ケーブルが柔ければハサミでも可)だけです。
購入した商品
商品 | 数量 | 金額 |
---|---|---|
モジュラジャック | 2 | 2,438円 |
スイッチングハブ | 1 | 1,790円 |
LANケーブル1m(ルーター、ハブ、PS4用) | 3 | 1,026円 |
LANケーブル2m(PC用) | 1 | 420円 |
LANケーブル20m(空配管用) | 1 | 1,140円 |
合計 | 6,814円 |
空配管にケーブルを通す
ケーブルは、接続部を切っておきます。モジュラージャックに取り付けるときに、接続部は邪魔になるので、空配管の中に通しやすくするためにも最初に切っておきましょう。
そして、長さを測るときに入れていたビニール紐に、LANケーブルの端を外れないようテープでつなぎます。
LANケーブルとビニール紐がしっかりつながったら、後は、空配管の向こう側のビニール紐を引っ張るだけです!このとき、ケーブルを差し込む方から押しながらやると入りやすくなります。(二人がかりになりますが)
ケーブルが通ったら、ケーブル通しは完了になります。
私の場合は、リビングから中継場所へまず通して、その後中継場所から自室へと通すためにこの工程を2回行いました。※切る以外の工程を2回
モジュラージャックを取り付ける
部屋のところまでLANケーブルが通ったら、モジュラージャックを取り付けます。
取り付け方は簡単です。
- LANケーブルを覆っているカバーを3cmほど切って、ケーブルをむき出しにする
- むき出しになっているケーブルのねじれをほぐして1本ずつに分ける
- モジュラージャックのカバーを外す
- 色に沿って、ケーブルを各場所に押し込む
- カバーの一部が押し込み用の形になっているので、ケーブルを押し込む
- カバーをしっかり閉じる
- コンセントカバーに設置する
- コンセントカバーを壁に設置する(元に戻す)
スイッチングハブにつなぐ
今回購入したバッファローのスイッチングハブはコンセントにつないで、ハブの一番端のポートと自室のLANポートをLANケーブルで接続したらOKです。
LANケーブルを各機器につなぐ
あとは、スイッチングハブの空いているLANポートと各機器のLANポートにケーブルを接続すれば、これですべての工程が完了となります。
今回使用した商品
ケーブルのみ10Gbps対応ですが、他のモジュラージャックやスイッチングハブは1Gbpsのため、回線速度は最大で1Gbpsまでとなります。ケーブルの入れ替え以外は別段大変な作業ではないため、契約を変えたりした際に買い替えればいいかなということで、ケーブル以外は1Gbps対応のもので揃えました。
また、空配管に通すケーブルは柔らかくないと空配管の中で曲がらないため、口コミを見ながら柔らかいものを選びました。
届いたケーブルは柔らかく、小型ニッパーはもちろんハサミでも切ることができたので、できれば柔らかく曲がりやすい商品を選びましょう。
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